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マヤ・ユカタン料理の真髄
マヤ文明のアイデンティティーを今に伝える地元料理を食す! 観光都市カンクンで触れる本物の味 |
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弊社のツアーにはこだわりがあります。それは、一口にマヤ文明として説明される観光的な観点からのそれではなく、一歩踏み込んだ世界を知ってもらう事。
単なる見学や観光ではない、探訪という言葉に秘められた奥の深いマヤ文化というものを知ってもらう事にあります。これは、店長のこだわりページにも書いているわけですが、本で得るだけの知識ではなく、実際にマヤの土地にいるのであれば、遺跡を肌で感じ、そして、マヤの伝統料理に浸ってこそ、文化というものを身近に捉える事が出来るというのが、店長の考えです。 遺跡というのは、過去の過ぎ去った時代、古代マヤの人々が「遺した」建築群です。それは、既に現代では失われた国家の遺物でもあり、発掘を通じて得られた過去に基づいた時間を遡る旅でもあります。 これに対して、現代のマヤの人々の伝統衣装や食事というのは、古代より現代にまで語り継がれ引き継がれる生きる文明の証でもあります。 マヤ文明というものへの理解を深め真髄に浸るには、過去の遺物だけを追っていてもその真価は見えてきません。こうした、現代に生きるマヤの人々の生活に触れてこそ、そこから得られ、また遺跡を見学する際にも今まで見えなかった部分が見えてくることになるのです。 |
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第一章:ユカタン料理とは… | ||||||||||||||||||
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ユカタン料理とは読んで字の如くユカタン地方で食べられている伝統料理です。沢山の…本当に沢山の料理がありますが、基本的にないものがある。 それは… 牛肉の料理です。 ここユカタン地方では、もともと牛を食用にするという習慣はありませんでした。こうした大型の家畜がスペインが16世紀に入植するまで存在しなかった事とも関係していると考えられています。 その為、基本食材は、「鶏肉」と「豚肉」を使った料理になります。何だか沖縄料理みたいですね(^^) |
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メキシコ料理というと定番である牛肉を使った料理がない…とここから既にユカタン料理は他とは違う訳ですね。 で、そのユカタン料理でも特に有名なのが「ソパ・デ・リマ」というライム・スープです。これは今ではどのレストランでも食べる事が出来るくらいメジャーなスープになっています。ライムを搾った酸っぱくてさっぱりとした味。また、このビタミンたっぷりという料理が、風邪を引いた時などの病人食にもなっているのは有名な話ですね。 ここから、深遠なユカタン料理のディープな話に入っていく事にしましょう。 |
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第二章:ユカタン料理の前菜?! |
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PANUCHO(パヌーチョ) ユカタン料理の基本は豆です。これをトルティーヤの間に挟んであげた生地に好きな具材を載せたタコス かりっとしていて香ばしく、上に乗せた具材の味と絡まって何ともいえない風味を引き出してくれます。 さらにこの味に一花添えるのが、コル(キャベツの甘酢漬け)です。これを加えると更に味が甘酸っぱく引き締まり、風味を増してくれるのです。 こいつは本当に美味いです! |
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SALUBUTE(サルブーテ) 柔らかいトウモロコシの生地をふわっと揚げて作ったトルティーヤの上に、具材を載せたタコス。ゆで卵が乗せられているのも特徴です。 こいつも何とも言えずおいしいんですね。 基本的には、こちらは食前に軽く食べるアペタイのような位置づけで、当店のスタッフなどもメインの前に軽く食べる事が多いものです。 |
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第3章:ユカタン料理のメインディシュ |
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(鶏肉料理) |
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ESCABECHE(エスカベッチェ) グリルした鶏足肉を、酸っぱいスープ仕立てにした料理。食べ方は、鶏肉をほぐしながら、トルティーヤに包んで食べたり、そのままスープとして味わったり…。 更に左の写真に写っているパスタを入れてそのままスープパスタのように食べるのもOK。 ちょっと軽く食べたいな…という時や、健康に気を使っている人向けのさっぱりとした料理です。 |
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POLLO PIBIL(ポヨ・ピビル) 鶏肉を、アチョーテというユカタン半島特有の香辛料でマリネし、バナナの皮で包んで蒸し焼きにしたマヤの王侯料理の一つ。 料理に時間と手間が掛かるために、ユカタンのスローフードとも言われています。その為、レストランでも用意していないことなども多い料理です。 因みに左の写真は当店オススメのレストランで注文したポヨ・ピビルの画像です。他の画像と違いちょっとファンシーな点を楽しんでください(^^; |
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(豚肉料理) |
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POC CHAC (ポック チャック) ユカタン料理というと筆頭に紹介されるのが、このポックチャック。豚肉をユカタン・オレンジを使ったソースに漬け込んで、炭火でシンプルに焼き上げた伝統料理。 オレンジの酸味が程よく口の中に広がり、日本人である我々が食べても全く違和感なくおいしいと感じる料理です。味の濃いメキシコ料理に飽きてきたら是非トライしてみたい一品です。 左の写真右上にある黒いスープは豆のスープです。 |
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LOMITO (ロミト) 豚肉をトマトソースでじっくりと煮込んだマヤの煮込み料理。何故かゆで卵が必ず添えられています。 こちらも味はさっぱりしていて、トルティーヤに豚肉を乗せて、卵をちょぃと添えると、まぁなんとも言えずおいしいタコスになってしまう。 みるみる、出てきたトルティーヤが無くなっていくのが分かります(^^)こちらもユカタン料理では必ず出てくる一品です。 |
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FRIJOL CON PUERCO (フリホール・コン・プエルコ) ユカタン料理の中でもかなりマニアックな一品。こちらを食べれば間違いなくあなたもユカタン料理通になれます。 豆のスープと豚肉の併せ料理。観光客向けのレストランではほとんど置いている場所はありません。それだけ手間と時間が掛かるのも原因ですが、食べ方がよく分からない…というのが本当のところかと思います。 |
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でも…実は、ユカタンの豚肉料理ではこれが一番おいしいと感じるのは店長だけではないと思います。それだけ奥深い味がする…ボリュームも満点で、お腹も一杯になって、何だか幸せな気分に浸れます(^^) 当店のツアーでご案内する地元向けのフードコートで、ユカタン出身の当店ドライバーが一番おいしい!と断言するお店で、是非このユカタン料理の奥義とも言える伝統料理を堪能してみてください。もちろん、食べ方教室も開きます(笑) |
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COCHINITA PIBIL (コチニータピビル) 先にご紹介したポヨ ・ピビルの豚肉版です。厳密にはこの料理はユカタン料理ではありません。マヤ南部地方の伝統料理になります。ので、マヤ料理ということになります。 伝統的には一頭の豚を丸ごと一昼夜煮込んで作るというこれまた手間隙のかかる王侯料理で、味わい深いそのテーストは一度食べるとまた食べたくなる…そんな素晴らしい料理です。 もちろん、バナナの皮に包んで蒸し焼きにしているのはポヨ・ピビルと同じです。 |
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第4章:まだまだあるぞ!ユカタン料理… |
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以上で、大体のユカタン料理をご紹介させていただいたわけですが、実はユカタン料理にはまだその先があります。このユカテク・マヤの人々が大多数を占めるユカタン半島…長年の歴史の中で、メキシコ料理にもアレンジが加わり、いつしかマヤ・ユカタン料理風メキシコ料理というようなものが出来上がってまいります。 といっても、名前も味も、そのまんまメキシコ料理(笑) なので、当然、上辺からは分かりません。でも…マヤのユカタンの人たちが集う地元のレストランなどに行くと、メキシコ料理が微妙に違っていることが、その内分かってきます。バナナが乗っていたり、味付けが微妙に日本人好みになっていたり…。そうです、基本的には辛くないのです。また、ほんのり甘くて、必ず豆のスープが付いてくる。 そんなこんなでユカタン料理を楽しんでいると、いつしか、こんな所にもメキシコの中に生きるマヤの文化の一端を感じ取る事が出来るわけですね。 いや、本当に料理というのは奥が深いです(^^; |
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因みに上記でご紹介させていただきました料理に使った写真は、一部を除き当店のチチェン+エクバラムツアー時に、当店スタッフが食べているフードコートでのものです。 これら全て一食セットで35ペソ(350円)という超破格の値段になっています。サルブーテとパヌーチョは各一枚5ペソ(50円)とこれまたリーズナブル。 しかも、ユカタン出身のドライバーがぴか一と絶賛するお店です。 ←こちら特別メニューの「チレ・モレ・コン・プエルコ」。チレのモレ ・ソースに豚肉がどっさり入った一品です。 |
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難点は、地元向けの場所という事で衛生状態がそれほどよろしくない…という点で、この点はやはりホテルには及びません。 しかしながら、カンクンのホテルゾーンに行けば一品200ペソ(2000円)以上の値段が付いていますし、その割に味は今一という場所が多い中で、味と値段が良いというのは、やはり捨てがたいですよね(^^) 当店のツアーでは、ご希望の方にこちらの場所にご案内いたしておりますので、また是非ご利用いただければと思います。 |
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■特報!カンクンでのお奨めユカタン料理のお店編■UP NEW!2010.3.8 |
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おいしいユカタン料理をどうにかカンクンで食べられないものか?!というお問い合わせにお答えして、弊社お奨めのユカタン料理、カンクン編をブログにアップしましたので、是非こちらあわせてご参照ください。 ユカタン料理でマヤ文明の生きるアイデンティティーに触れましょう!! |
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